2012年6月16日土曜日

千葉の水揚げで奇形魚


※YouTubeの動画にジャンプします。

このビデオによると。
2012年5月28日に千葉県の漁師の方による撮影。奇形の度合いが高いのは、海底の魚(ヒラメ、スズキ、カワハギ)食物連鎖の長(ブリ、マグロ、カツオなど)
昨年起きたこと、今続いていることを忘れてはいけないですね。

2012年5月18日金曜日

反節電!

今年も節電キャンペーンが始まった。

関西地方の15%削減という目標は、原発ゼロだとこんなに
節電しないといけなくて大変なんだと国民に刷り込むための、
浅はかな思惑が後ろにあるのは確か。

こんなナンセンスで浅はかなプロパガンダに惑わされてはいけませんよ。

2012年2月20日月曜日

原発稼働の住民投票、31万人署名提出

以下、読売新聞 2月20日(月)より。

東京都で原子力発電所稼働の是非を問う住民投票を目指している市民グループ「みんなで決めよう『原発』国民投票」は20日までに、計約31万7400人分の署名を都内の区市町村選挙管理委員会に提出した。

同グループは、都条例の制定を都知事に直接請求できる約21万4000人分(有権者の50分の1)は上回ったとしている。市長選の影響で署名期限が3月23日と24日にそれぞれ延びた府中、八王子両市などでは活動を続ける。

同グループは八王子市などの署名を4月3日に提出し、各区市町村選管はこの「本提出」を受けて署名の審査を始める。

2012年1月21日土曜日

原発可否国民投票

すっかり更新が滞ってしまっていたが、忘れた訳ではナイ。
12月に、原発可否国民投票の実現に向けた署名活動において署名してきた。
。。。でもねー、事務局の方から連絡があって、自分が都内に引っ越してきた
タイミング遅くて、選挙権がないから署名が無効なんだって。ショック、残念。

事務局の方には、何らかの形で協力していきたい、と伝えた。

2011年8月24日水曜日

アエラの「消された牛乳汚染」チラ読み

アエラの「消された牛乳汚染」記事を、立ち読み。
内容は想像通りで目新しいものでもない。汚染ありの牛乳でもそうでないものと混ぜて検査して「検出なし」としている、というもの。自分はしばらく前から大手製造の「おいしい牛乳」は買わないことにしている。どうせ、汚染牛乳が混ざってるんだろう。ヨーグルトも食べる気がしない。くそ、買うもんか。○治も森○も雪○も、どこも信用ならねぇ。(伏せ字の意味ないね、どうでもいいけど)
・・・いかん、つい口調が荒くなる。

こういうこと書くヒトもいるが。よりによって農水省ですか。
http://twitter.com/#!/hideoharada/status/105612892644196353

ここしばらくの汚染牛肉クローズアップは、乳牛汚染の問題から目をそらすためのプロパガンダだったのかな。食肉用が汚染されてて乳牛は大丈夫、なわけないよね。

2011年8月19日金曜日

クリエイティブであり続けるために

(この記事は2011/04/04に書かれました)

奥山清行という人がいる。時間がないので詳しいことは書かないが、若い頃からアメリカ、イタリア、ドイツなど海外で活躍してきたカーデザイナーで、フェラーリのデザインチームのチーフを努めたこともある。この人の著作「フェラーリと鉄瓶」(PHP文庫)はそんな彼のシンプルな哲学が詰まった本。その中に今俄然注目したい言葉がある。以下、第6章「クリエイティブであり続けるために」より一部抜粋。

飛行機でトラブルが発生すると酸素マスクが下りてきますが、欧米人はまず自分のマスクをつけてから、ほかの人に装着するのを手伝います。自分が気絶してしまったら、助けることさえできないからです。何も考えないでほかの人にマスクを一生懸命つけているうちに、自分は意識をなくしてしまう。これからの国際社会の中で、日本人はそういう目に遭いそうな気がしてなりません。

この文章を書いた時点で、彼は今現在の日本の現状など、予測もしていなかったはず。
しかしまさにいま日本では、この忠告(?)通りの事態が起きているとも言える。

過剰な自粛などしても誰も救えないし、自分自身の足下が揺らいでいたら人に手を差し伸べることもできない。今の日本で、被災地以外に身を置く人間がやるべきこと。それは上記の言葉がそのまま当てはまる。

私たちは今これから、どんな日本をつくっていけるだろうか。「何も考えないでほかの人にマスクを一生懸命つけているうちに、自分は意識をなくす」ことなく、別の未来をつくりだせるか。

ともあれ、「フェラーリと鉄瓶」はすごく面白くてかっこいい本です。読むと元気が出ると思うので、読んでみてください。

2011年8月14日日曜日

風評被害の意味について今一度確認する

(この記事は2011/05/03に書かれました)

福島第一原発の事故による放射性物質漏れにともない、当然のことながら大気や土壌、海水で基準値以上の放射性物質が検出されるようになった。それにともない、「風評被害が拡大するおそれがある」「風評被害につながる」といった言葉がメディアにしつこく登場するようになった。個人的に、マスコミや世の中におけるそのような動きには違和感を覚えている。以下は、私の個人的「風評被害」定義である。

知っている人、覚えている人がどれだけいるか知らないが、十数年前、O157(オー157)という病原性大腸菌が猛威をふるった時期があった。この時、カイワレ大根が怪しいと噂が流れたが、実際には事実無根のデマであった。つまり、カイワレ大根からO157菌が検出されたという事実はなかったのだ。しかしカイワレ大根農家の方々はいわれのないデマのために多大な被害を被った。おそらく、経済的にも精神的にも。これが「風評被害」である。

そして今回の、原発事故による放射性物質汚染問題は。
福島県や関東のいくつかの地域の農産物から、放射性物質が検出されたという、「事実」がある。たとえその量が、「食べたとしても健康にただちに影響はない」レベルだったとしても、本来なら付着しているはずのないもの、付着しているべきでないものが、付着しているのである。であれば、出荷規制は当然のこと。何故なら、これはデマではなく事実なのだから。つまり、風評ではなく実害なのである。よって、周辺の生産者は風評の被害者ではなく実害の被害者である。政府は「風評被害」という言葉を国民にすり込むことにより、それがもともとは「実害」であるという事実をすり替えようとしているのではないか。

ちなみに、その周辺で採れた野菜についても「汚染の恐れがある」という疑いがあるのなら、規制の対象にするべきである、と自分は考える。何故なら、その「疑い」は根拠のないものではなく、事実に基づいたものだから。放射能物質が検出されていない生産物について「福島県産だから」という理由で敬遠されるとしたら、それは風評といえるかもしれない。しかし今この現状でその風評を払拭するためには、生産者や販売業者は「安心である」という具体的な根拠を示す必要がある。

嫌みな優等生的な発言かもしれないが、正確で適正なモニタリングとオープンな情報開示こそが、被災地の農業と生産者を本当の意味で守ることになる。「風評被害に苦しむ農家」の姿を情緒的に伝える報道に流されず、本質的に大切なことを見極めなければいけない。場当たり的な同情心で商品を購入しても、意味がない。

我々が安全であるという根拠が示されていない商品を選択しなかったらからといって、「風評加害者」になるわけではない。消費者が正確な情報を得た上で納得できる商品を選ぶことこそ健全な消費活動であり、もともとあるべき姿である。そのことは「風評被害を広げる」こととイコールではないはずだ。

あえてリアリストであれ

(この記事は2011/05/21に書かれました)

自分は、リアリストである。事実(と確認されていること)と、正確なデータだけを信じる。


そんな自分なので、汚染されているのかいないのか具体的な根拠も示さずに「被災地の農家を応援しよう」などという情緒的なキャンペーンが展開され、学校給食や企業の社食で被災地の食材が使用されていることを非常に不愉快に感じている。学校給食においては不愉快を通り越して怒り心頭である。大人は食べるものを自分で選べるが、子供は選べない。

私は非情なことを書いているかもしれないが、生きて行くのに必要なのは同情より「命」だ。生産者の生活を守れれば消費者の健康が損なわれてもいいというロジックが、どうして成り立つのか。まやかしの思いやりでいいことをした気分になっている人は、倫理という言葉の意味を分かっていないだろう。放射能汚染を、別の有毒な化学物質や添加物に置き換えてみればすぐに分かることだ。例えば、ある化学工場で爆発がおき、周辺に有毒な物質が飛び散った。畑で栽培された野菜にもそれが付着したが、国内の基準値内ということで出荷制限がかからなかったとする。その野菜を「基準内だから安全です」と言って売ることが、倫理上許されるだろうか。そのような食品を、消費者が喜んで買うだろうか。答えは明らかだと思うが。

添加物や農薬では許されないことが、放射能汚染では許されているのは何故か。この国では今、異常なことが起きていると思われてならない。

倒壊しかけた家屋の旅館に宿泊したがる観光客はいない。
旅館は建物を安全に修復してから客を宿泊させるのが筋だ。
・・・話が微妙にズレてきた気もするが、食材やそれを育てる大地にしても同じことだ。

食品の放射能汚染や風評被害についての自分の考え方は、中部大学・武田邦彦氏の意見に一致している。過去にも何度か引用しているが、改めてあげておく。

科学者の日記110520  哀しい茶葉の検査拒否
(略)
次に広がったのが、汚染された野菜を「地産地消」という名目のもとで、これもやはり関東や福島の子供たちに食べさせようとしたことです。特に、汚染された野菜を給食に使ったり、スーパーが地産地消の野菜しか仕入れないというようなことも行われました。これも東電の責任を「被爆という形で何も責任がない人たちに押しつける」という生産者の非常に自分勝手な判断のように思いました。

(略)
お茶が売れなくなったら困る、放射性物質が検出されたらお茶が売れなくなるというような考えだけで、お茶を生産されたらわたくしはそんな食材は買いません。その放射性物質の量がどのくらいということには関係ありません。人間は「信頼性、誠実さ」です。だから、飲む人の心が判らないで生産する人の食材は口に入れたくないのです.

科学者の日記110512(2) 明るい未来は自分で作る
日本人なら、あるいは福島の人が可哀想だからということで、福島の農産物を買うかも知れません.でも、外国人はそんなことは考えずに「何ベクレルですか」と聞くだけです.そんなときに数値を示さずに「安全です」などと言っても、信じてもらえないのは当然です.逆に「土地が汚染されているのに、なぜ野菜だけ綺麗なのですか」と聞かれて困るだけです.

(略)
福島の人を助けること、
それは汚染された野菜を食べることではなく、
批判したり受け入れなかったりすることでもなく、
福島を綺麗にするのに力を貸すことだ、
それなら、日本人は全力を尽くすだろう.
でも、その福島がSPEEDIのデータを隠し、
野菜のベクレル表示をせず、
ウシや瓦礫を日本中に拡散することを続ければ、
あるいは日本人でも愛想を尽かすかも知れない、

私は日本人だが、やはり「何ベクレルですか」と聞くだろう。根拠も示さずに「安全です」と連呼されても、信頼しないのは当然である。それを「風評被害」と呼ぶのは論理のすり替えに他ならない。

自分は、現在まやかしの被災地応援キャンペーンを生み出している原因は、多くの日本人が政府や大企業のプロパガンダに思考停止状態のまま流され、かつ合理主義性に欠けているせいだと考える。だから、作家・丸山健二氏の「日本人は精神主義で、現実を直視できない。情緒に流されず、合理的に物を見るようにならなければ、何度でも同じ悲劇を繰り返すだろう」という言葉に強く共感するのである。

節電プロパガンダが意図するもの

 (この記事は2011/04/27に書かれました)

節電、節電とこれだけ言われ続けたら、いい加減イヤにならないか。イヤになる自分はいけない(被災地の人はもっと苦しんでいるのに)、とうなだれる必要はない。そもそも使いすぎなど、はなからしていない。寒かったら暖房をつけるのは当たり前だ。部屋があったまったら、消している。それで何か問題が?

福島原発の事故によってどれだけ電力が不足しているのか、そもそも本当にあの事故のために不足しているのは本当なのか、真実は闇の中である。日本人は素直すぎるから、「原発で事故がおきた→電力が不足している→節電しないといけない」と、例によって思考停止状態のまま流される。

丁度今から2年前の、豚インフルエンザのときだってそうだった。
覚えている人がどれだけいるか分からないが、あの時期、ちょっと咳でもしようものなら
周りからドン引きされる勢いだった。(ただの風邪だったのだが、、、しょうがないので、
いちいちトイレに行って鼻をかんでいた)。あんなのは異常である。もし成田空港でクシャミでもしたら、速攻で拉致されていただろう。いや、マジで。

自分は、あの頃の豚インフル過剰反応は、リーマンショック後の最悪ともいえる経済不況から国民の目からそらすために日本政府が仕掛けたプロパガンダによるものであったと確信している。そして今思う。今回の節電プロパガンダの目的は、何であろうかと。例えば穿った見方をすれば、「原発の稼働が一ヶ所で止まっただけで、あなた達はこんなに
電力不足に苦しむんですよ、こんなに節電しないといけないんですよ」とすり込ませようと
しているともとれるが・・・


話が長くなるので詳細は省いておくが、自分は常日頃から「環境問題は環境問題ではなく、
政治と経済の問題である」という考えを持っている。例えば地球温暖化問題は、国際政治・経済の場において重要な駆け引きの道具のひとつにすぎない、という認識である。世界各国の要人達は、別に地球を守るために会議をしている訳ではないのである。

そして話は小さくなるが、今回の節電キャンペーン。今電機店に行けば、様々な「節電商品」と銘打ったPOPが目に飛び込んでくるだろう。少し前までは「エコ家電」だったはず。このように、政治におけるプロパガンダはさりげなく国民の日常生活に染み渡り、それが意図するものが何であるか、など考えさせようともしない。

常識の範囲内で節電することは結構だが、銀座の街から明かりが消えて真っ暗になり夜だれも歩く人がいない、という状況は異常だったと思うし、そんな状況をこのままずっと続けていいわけがない。こういうことを書くと「被災地で大変な思いをしている人のことを思え」などという声が聞こえてきそうだが、今回被災者とならなかった人間が普通に生活することは、大切なことである。


一歩引いて、この大節電キャンペーンの意図を、想像してみよう。
日本国民が節電に走ることによって、誰が特をするのか、考えてみよう。節電キャンペーンの一方で、日本政府及び東電はロシアの液化天然ガス(LNG)利用による電力確保に着々と動いている。しばらくして電力の安定供給が見込めるようになった後、節電プロパガンダはどうなるだろうか。キャンペーンが終了したら、日本国民は「節電、節電」とさんざん騒いでいたのを、またきれいさっぱり忘れるのだろうか。

追記(2011/05/07)
2003年の夏、東京電力の原発が全て停止されたにも関らず、停電は起きなかったという事実があった!(言われてみてそういえばそんなことがあったような、とうっすら思い出した。。)
計画停電は原発推進のプロパガンダである。

追記(2011/05/03)
昨日日付の読売新聞のある投書によると、夜間の電力需要が小さいときに節電しても、電気はためておけないから昼間に補充出来ないらしい。本当だとしたら、夜間にいたずらに照明を控えるのは「無駄な節電」ということでは・・・。

追記(2011/05/31)
いくつかの文献を読むところ、節電プロパガンダの意図はやはり国民への恫喝と捉えていいだろう。乗せられないように、気をつけましょう。

米電力大手NRGエナジー 原発プロジェクト撤退表明

(この記事は2011/04/22に書かれました)

今日も原発備忘録。(こんな備忘録シリーズって、、、)
標題のニュース、以下4月21日付け読売新聞より概要要約。

米電力大手NRGエナジーは4月19日、東芝・東電・米国で進めてきた原発増設計画への
追加投資打ち切りの発表をした。具体的には、NRGと東芝の合弁会社による、テキサス州
「サウス・テキサス・プロジェクト(STP)原発」への増設計画をNRGが断念する決断をした、ということ。が、NRGエナジー側は別の投資家が見つかれば再開する可能性は「もちろんある」としている。

福島原発の事故を受けて、アメリカや欧州では原発建設計画を見直す動きが広がっている。
そんな中、「ベトナムやトルコなど新興国では電力需要を背景に原発推進の機運が強く」、
東芝、日立製作所、三菱重工業など原子力事業に力を入れるメーカーは「今後も原発輸出を
強化する方針」ということらしい。

なんだ、まだ原発でメシを喰う気満々なんだね、あのヒトたちは。
ついでに先ほどのNRGエナジーCEO、未だに温室効果ガスの削減に原発は不可欠だ、などとのたまっている。賢い皆さんは、もちろんこんな戯言に惑わされたりしませんよね?


日本は海を取り戻せるか

 (この記事は2011/04/06に書かれました)

日本は、どこへ向おうとしているのか。そうせざるを得なかったのだとしても。海は、日本だけのものではない。これが「二酸化炭素を排出しない、環境にやさしいエネルギー」の正体なのである。よく覚えておこう。

あまりこういう記事ばかり書いていると精神衛生上よくないので多くは語らないが、以下の記事を是非紹介したい。

イタリア、ローマで脱原発のデモがあったとのこと。
http://romenavi.blog47.fc2.com/blog-entry-1469.html

以下、一部抜粋。
イタリアでは原発導入を決めてましたが、来年、国民投票で是非を問うことになりました。日本の国民がこれだけの被害を受けながら脱原発の運動が活発にならないのかと不思議だと。

また以下のようにも述べている。
受身だけでは、思考停止になってしまいます。正確な情報をご自身で調べ、ご自身の頭で考え判断するということが今、強く求められています。

激しく共感する。

今日の放射能情報備忘録 – 南相馬市の現状

(この記事は2011/04/02に書かれました)

今日は新聞ではなく、スーパーや週刊誌など、街中で拾った小話をメモしておく。
週刊誌元ネタはサンデー毎日と週刊文春。金がないので当然立ち読みである。
立ち読みした記事の記憶をどうにかひっぱりだして書いていることなので、曖昧だったり
読んだことと若干違う話になってるかもしれない。了承願う。

サンデー毎日のグラビアには、福島県南相馬市の様子が写っていた。ジャーナリストの広河隆一氏が現地入りして撮影したもの。日時は確か3月15日だった。ある場所では100ミリシーベルトまで測定できる測定器の針が吹き飛んだとか。また同行者の、1000ミリシーベルトまで測定可能な機器の針も吹き飛んだとか。居合わせた住人に、「早く避難した方がいい」と告げたり、食料品店の前でふと測定してみたら60ミリシーベルトを超えていたので、店の主人に「商品を仕舞った方がいい」と告げたりしている。これはSF映画ではない・・・

同じくサンデー毎日に、田中康夫氏の寄稿があった。
氏と南相馬市桜井勝延市長は、旧知の仲らしい。桜井市長によれば、東京電力からは
電話一本の連絡もないそうで、避難勧告のことも東京発のテレビで知ったという。
南相馬市は現在も物資が届かず、ガソリンがないため移動もできず、約2万人が孤立している
状況らしい。私はついさっき知ったのだが、桜井市長はこの「兵糧攻め」状態の窮状を訴えるため、YouTubeで世界に動画配信した。以下は4月1日の関連記事。
http://www.j-cast.com/2011/04/01092032.html

実際の動画はこちら。3月24日に撮影されたもの。
SOS from Mayor of Minami Soma City, next to the crippled Fukushima nuclear power plant, Japan

こんなことが先進国で起きているなんて。
あー、私に何ができるだろう、、、

別の記事だったと思うが、原発半径30キロメートルの住人の避難の扱いが「強制避難」ではなく「自主避難」なのは、強制避難だと移動に金がかかるから(政府が金を出さないといけないから)という意図があることを、共同通信が政府筋から引き出している、との記述があった。そんなことだろうと思ったが。・・・こんな国にいたら殺される・・・。

週刊文春では、医師近藤誠氏による警告。政府は医療行為で浴びる放射線量などを引き合い
に出して安心感を訴えているが、そもそもCTスキャン自体が危険なのだ、と。また、微量の放射線量の取込みによる健康への影響は現状正確なデータがないが(それは国内の「御用」原子力機関も認めている)、英国の機関の調査によれば、原子力発電所に勤務する作業員の健康調査においてガン発生率の上昇が見られるという。

別の記事では食品への汚染について警告。(ジャーナリストの方の名前は失念・・・)
海に放射性物質が流れ込めばプランクトンがそれを取込み、そのプランクトンを食べた魚へと、食物連鎖がおこる。放射性物質を取り込んだ魚が突然変異で奇形になったりするわけではないので、すぐに気付くことはないだろう、と。また「風評」というが、それが風評ですむことなのかどうかに疑問を呈している。つまり、福島原発から離れていたとしても、放射性物質は風に乗ってどこへ飛んで行くかわからない。どこに影響が出るかは未知数である、と。これには自分も同感である。

最後に、以下は環境向学という会社のサイトより、浄水技術による放射性物質除去について。スーパーなどで濾過水を無料サービスしているが、この会社はその機器を開発している
メーカーのひとつ。この濾過水は地震前には自分もよく利用していたが、一時的に利用不可能となっていた。昨日から再開され「よかったー、助かった!」とホッとした。

http://www.aqua-street.com/special/about_1df.html

上記を読むと、理論上は水中の放射性物質が除去できる仕組みであるようだ。

今後はこういう技術が注目されるようになるのではないか。
半減期が2万4千年もかかる放射性物質を生み出すような技術ではなく。

今日の放射能コネタ

(この記事は2011/04/07に書かれました)

正直言ってこんな話を書くより他にやるべきことややりたいことがあるのだが、「記録魔」なのでつい書いてしまう自分である。。国内大手メディアの「過小評価」版報道ばかり接して鵜呑みにしていると本気で命が危ない、と思う。そんな無責任な報道ばかりして日本人を殺す気か、と。

ネタその1、セシウム降下量、3月18日から4月5日までの検出総量。
文部科学省の調査によると、茨城県ひたちなか市での測定値が1平方メートルあたり
26,399ベクレル。(ちなみに東京都新宿区では6615ベクレル)
この値はどれくらいなのかというと、チェルノブイリ原発事故後にオーストリアなど
ヨ−ロッパ各国で検出された降下量の国土平均値を超えている。

新聞ではさらりと書かれているが。。
このことは、福島原発事故の規模を物語っている。数字はごまかせないものだ。
以下、チェルノブイリ事故後各国の検出量国土平均値。
(出典:2011/04/06付け読売新聞。他の国も知りたいがこれしか載ってない)
オーストリア 18,700ベクレル
フィンランド 12,200ベクレル
ドイツ 2800ベクレル

各国とも一部地域で70,000ベクレルを超えたとのこと。
東京都新宿区の値はドイツの国土平均の約2倍なんだね、、、

ネタその2、海外の原発報道についての報道。仏ル・モンド紙は「国民は不十分な情報
しか与えられておらず、政府と原子力業界の癒着に気づき始めている」と。自分は大昔から気づいていたが。

追記
原子力安全委員会によると、2011年3月12日から24日に放出されたヨウ素131の総量は
単純計算で約3万テラベクレル。これは数千〜数万テラベクレルを規程している原子力事故
レベル6の条件に当てはまる。(2011年4月10日付け読売新聞より)

風呂の適温と放射能汚染

(この記事は2011/04/02に書かれました)

3月31日付け読売新聞に、またしても放射能関係専門家の無責任発言が掲載されていた。さんざん同じことを繰り返し言われているのでここで改めて書くまでもないし、書くこと自体もううんざりなのだが、あまりにも間抜けな発言なのであえて記録する。

現在、原発からかなり離れた首都圏などでも「通常の数倍」の放射線量が計測されている。放射線は目に見えない上、シーベルトなど耳慣れない単位も不安を高めていると思うが、例えば、温度が4度から40度になった風呂に手を入れても大丈夫なように、心配はない。
(放射線医学総合研究所緊急被ばく医療研究センター長/明石真言)

いくら素直な日本人でも、この説明に納得できる人はいるだろうか・・・
「温度が4度から40度になった風呂に手を入れても大丈夫」って、それで筋道のついた説明をしてるつもりなんだろうか、、、

素人にも分かりやすく説明するために日常生活に密着した例えを持ち出したつもりなんだろうが、風呂の温度に例えるのはいくらなんでも間抜けすぎる。ロジックも成り立っておらず、完全あさっての方向である。乱暴な言い方を許して貰えば、「バカにするのもいいかげんにしろ」である。この人が猿ではなく人間ならば、こんなトホホな例え話を持ち出して自分自身の間抜けぶりを露呈したことに後で気がついて、恥ずかしい思いをしているに違いない。が、最後にはご丁寧に、「「風呂」の温度変化には注意が必要だが、普通の暮らしを
維持するのが大切だ。」と述べている。間抜けすぎ・・・(だから、放射能汚染と風呂を一緒にするんじゃねぇーーー!)

大体、風呂の適温ははなから40度だ。あえて風呂の温度に例えるとしたらこれが平常値なんだから、首都圏の測定値上昇を当てはめると4度から40度になったんじゃなくて、40度が400度になったってことになるんじゃないか?

・・・って、自分でも何を書いてるんだかよく分からなくなってきた(汗)
こんな間抜けなおっさんの揚げ足とりなんかすると自分まで間抜けになってしまいそうなの
で、もうやめておくが。。

このおっさんも例のごとく「(野菜などに)放射性物質が表面に付着していて、口に入ったとしても過敏になる必要はない」と無神経に述べている。連日怒濤のように同様の発言が専門家からなされているが、よく考えてみて欲しい。同じことを残留農薬や食品添加物に当てはめたとしたら、こんな無責任な発言が許されるだろうか。

食品に国内の基準で許可されていない添加物が含まれていたことが発見された時の、
メーカーの対応を思い出して欲しい。即時回収とお詫びの広告が常識である。この場合に専門家が「ただちに健康への影響はない」と言うくらいの可能性はあっても、「過度に心配するな」「冷静に対応を」などと言うのを聞いたことがない。そんな発言、消費者が許さないだろう。(日本人は酒席での無礼講が許されるなどアルコールに対して「甘い」国民性が特徴だが、放射能汚染に対しても同様に甘いのか?)

問題の論点は、「通常時より数倍の値の放射線量が測定された水道水や食品を口にして大丈夫かどうか」ではないのである。人が不確定/不確実なものに不安や警戒心を抱くのは当然の心理だ。それは生きていくために必要な本能と言える。ましてやそれが肌に触れたり口に入ったりするものであれば、なおさらである。

この値はいつ元に戻るのか、また再び値が上昇する可能性があるのか、そもそもこの問題を
引き起こした元の原因は何なのか、その責任はどこの誰にあるのか。

福島近隣の農家/酪農家の方々の無念は計り知れない。一方消費者は、自分で納得した食品を選択する権利がある。そのこと自体は、風評被害拡大に加担することとは、根本的に違う。国は国民に対して、安全な水と食品の供給を行う義務がある。日本国民は、「冷静な」監視と追求の姿勢を緩めてはいけない。

終わらないチェルノブイリとFukushimaの未来

 (この記事は2011/04/01に書かれました)

何日か前から、福島原発付近で高濃度の放射能海水汚染が報告されている。
政府筋の説明は「海水は飲むものじゃない(から大丈夫だ?)」「希釈されるから問題ない」など、相変わらず「あなたこそ大丈夫か」と言いたくなるようなとんちんかんなものばかり、である。放射能汚染とそれに対応する政府筋の両方とも、「大丈夫」には程遠い状況には違いない。(不安を煽る意図はない。個人的観測である)

新聞やテレビでは報じていないようだが、確か2日ほどまえ、スイスや英国など欧州で福島原発由来と思われる放射性物質が観測されたと、ネットニュースで見た。これを読んだ時「あぁ、とうとう・・・」と、目の前がグレーになる気がした。放射能汚染はこのように、地球規模に渡るのである。チェルノブイリ原発事故の際も、はるか日本まで放射性物質は渡ってきた。どちらにしても測定値は定かではないが、今回チェルノブイリと逆のことが起こったということは(つまり日本から欧州へ)、事故の規模を物語っていると言えないだろうか、、、

今月は1986年4月に発生したチェルノブイリ原発事故からちょうど25年目にあたる。
福島での事故災害直後(まだ終わってないが)ということもあり、注目が高まっているようだ。このタイミングの符号がまた意味ありげでちょっと不気味でもある。。

さておき、またまたソースは「官御用」読売新聞ではあるが、記録しておきたい記事が
あったので紹介しておく。3月27日付けの記事「事故炉 終わらぬ後始末 – チェルノブイリ 来月25年」より。

かいつまんで概要を述べると、再び原子の火がともることのない発電所を封じ込めるために
15億ユーロ(約1700億円)の巨費が必要で、かつ25年たってもなお、「後始末はまだまだ続く」状況ということだ。現在も半径30キロメートル以内の地域は居住が認められていない。原発付近では現在も、市街地の60倍のガンマ線値が計測される。しつこいが25年後の今、である。

発電所の近くに住んでいた現在初老のある男性は、事故後現場の処理に動員され、防護服も
支給されず5年働き被曝。心臓などの健康障害で倒れたが、被災者年金も満額もらえていない現状だ。このくだりを読むと、「大人には健康被害がなかった」とする多くの国内メディアや専門家の話とすでに全然違っている。(ね、だから言ったでしょ)
「国を救うためと言われ作業に加わったのに、倒れたら用なし。悔しい」と涙をこぼした。

統計や表立ったニュースには登場しない、この人と同様/類似のケースは数多くあるのだろう。なお国連の試算では、事故に起因する死者数は将来分も含めて約4000人ということだ。

ウクライナ農業省のアレクサンドル・ジェトフ放射能検査部長の言葉。
「放射能汚染との闘いは長く続く。私たちが得た経験をフクシマの人たちと分かち合い、ともに闘っていきたい」

原子炉の安定さえ確保できていない現在、マスコミが垂れ流す目先の情報をただ受け取るだけの多くの日本人は、遠い将来のことにまで思いを寄せられない、あるいは考えたくないかもしれない。しかし「放射能汚染との闘いは長く続く」。残念だが、これは日本人が直視しなければならない言葉である。(、、、パーソナル見地で言えば、自分はもう覚悟を決めたが、、、)

そして、翌28日付けの記事では。
原則居住禁止である半径30キロメートル以内の「除外区域」に戻って生活している被災者が、何人かいるそうだ。(推定100人以上)
その中の一人、ある高齢の女性は事故後半年後に隠れて避難先から故郷に戻り、以来当局の説得には応じず、自宅で暮らし続けている。原発事故との関連は不明だが身体の不調を訴えることがあるそうだ。なおこの除外区域では現在も「茶色いキュウリができるなど、今も放射能の脅威は明白」とのこと、、、そんな中でも彼女は「家に帰れて幸せ」と言い切る。

世界保健機構(WHO)は「被災者にとって、避難は放射能被害以上に深い心の傷を残す
経験だった」との調査結果をまとめている。

福島原発の避難区域では、避難したくても出来ない事情を抱え、陸の孤島で見捨てられた
状態で日々を送る人々が、今も現実にいる。紹介した石井苗子氏のブログに、「助けてください」というコメントがあった。あの人達は、今どうしているだろう。救助されていればいいのだが。。また原発10キロメートル以内の区域で発見されたある被災者の遺体は、放射線量が強すぎて区域外に運ぶことすらできない状態だったという。

日本のどこかで、そんな古くさい近未来SF映画のような光景が今現実に存在するなんて、一ヶ月前に誰が想像しただろう?

大げさな書き方はしたくないが、震災後3週間たった今も、私たちが重大な局面にあることは間違いない。重大な歴史の一コマにいる、とも言える。Fukushimaの25年後は、どうなっているだろう。いや、私たちは、Fukushima後の歴史を、どのようにつくっていけるだろうか。

補足:チェルノブイリ原発事故の被害、公式発表一部
緊急作業にあたった50人が死亡(IAEA調べ)
がん死者9000人と予測(WHO)

東芝が太陽光発電企業を買収した意味は

(この記事は2011/3/31に書かれました)

、、、今日も店頭に水がない、、、

プチ非日常な首都圏においてせこせこと500mlサイズのミネラルウォーターを買い付けする
ここ2、3日。そんな中、原発敷地内でプルトニウム検出のニュースも気になるのだが、まったく別の見地から以下の小さなニュースも気になったので記録。そのまま抜粋。

東芝、伊の太陽光発電企業を20─30億円で買収
(トムソンロイター) 2011年03月29日 20時16分
[東京 29日 ロイター] 東芝は29日、電力送変電や電力・産業用太陽光発電所のエンジニアリングを手掛けるイタリアのアンサルドT&D社(ジェノバ市)を買収したと発表した。欧州と北アフリカにおける送変電と太陽光発電事業に本格参入するのが狙い。アンサルド社の株式67%を20億─30億円で取得した。
東芝の発表
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2011_03/pr_j2901.htm

なおこのニュース、何故か3月31日現在イタリアの大手通信社でも報じられていない。
福島原子力発電所プラント設計を東芝や日立製作所が手掛けていることは報道などですでに
多くの人に知られていることだが、それにしてもこのニュース、タイミングが合致しすぎている。。

以前からの計画だったのか?それとも、もう原発でメシは食えないと早々に判断し「これからはクリーンな太陽光発電事業に力を入れますよ」という意思表明をするため早急に話を進めたのか。

立場上特定の企業を露骨に攻撃するような言論は避けざるを得ないのだが、、、
今から宗旨替えしようとも、上記の企業がこれまで原子力発電プラントの設計受注によって
莫大な利益を得て来たことを、日本国民は忘れてはいけません。
(というかそれ以前に、知らなかった人の方が多いんだろうな。。)

チェルノブイリを忘れるな

(この記事は2011/3/26に書かれました)

いいかげん終わりにしたいが終われない、原発&放射能ネタ。
この際ヤケクソで直球勝負なタイトル。

2011年03月今現在、これほど「被曝」「放射能」という言葉に日本国民が関心を寄せるのは、(広島/長崎原爆問題を除くと)恐らく戦後初めてのことではないか。政府やメディアがあそこまで必死に「冷静な対応」を呼びかけなくてはならないほど、実際は非常事態であることが読み取れる。

被曝の具体例については、「御用」メディアからの情報源に過ぎないが、一応記録しておく。以下yomiuri onlineのサイト記事から、一部抜粋。

被曝すると健康にはどんな影響が:被曝対策

被曝後すぐに症状が出なくても、数か月から数年以上たってから、白血病や甲状腺がんなどを発症することもある。妊娠から間もない妊婦が放射線を多く浴びると、胎児に奇形などが生じる危険性もある。

大量に浴びた場合…10日~3週間で急性症状:被曝対策

大量に放射性物質を浴びることで、影響を受けやすいのは、リンパ組織、骨髄・造血組織や、腸管などの臓器だ。被曝後10日から3週間の間に、免疫の低下で高熱やのどのはれなどの感染症状が出たり、血小板が減ることによる皮膚からの点状出血や、腸管の損傷による下痢などの症状が出たりする。被曝量が高いほど、症状が出始める時期が早くなり、症状も重くなる。いつ、どの体の部位にどのような症状が出たかは、被曝量を評価する重要な情報になる。

一昨日あたりテレビを見て気になったのが、どこかの大学教授(名前は失念)が放射能汚染について説明していた際、チェルノブイリでは汚染されたミルクを飲み続けた子供が甲状腺がんになった他には、大人からは(放射能汚染による)疾患例は報告されていない、などと発言していたことだ。その教授は、チェルノブイリ近辺で長期にわたって汚染された食物を摂取し続けた大人から(癌などの)罹患は報告されておらず、健康上何ら問題なく過ごしている、と発言した。暗に「だから心配しなくても大丈夫」と言っているようにもとれるが、矮小化もはなはだしくかつ異常な無責任ぶり、という印象だ。あの番組のあのパートだけ見た予備知識のない人は、あれがそのまま真実だと思ってしまうのではないか。

以下は私が昔、チェルノブイリ原発事故の影響について学校のセミナーで聞いた話である。
煽るつもりはない。あくまで聞いた話をそのまま書くだけである。


現場周辺においては、まず男性の精子の減少が確認されている。(先ほどの教授は、精子の量が減ったくらいだったら「健康上問題ない」と捉えるのだろうか?)

そして奇形の胎児の出産事例が確認されている。
どのような奇形だったかは、あまりにもショッキングなので、ここでは書けない。
奇形の植物の出現も確認されている。汚染された土壌からは、巨大に成長したタンポポなどが出現したとのことだ。

ゾッとするだろうが、想像してみてほしい。大地から現れた、巨大なタンポポを。
いや、普通は想像したくないだろう。世界がそんな風になることを。
それは、人が人として生きていける世界ではもはやない。

自分は奇形の胎児や植物の映像を、直接見たわけではない。
しかし私はあの時聞いた、あの話を絶対に忘れない。

国内のマスコミや専門家は無責任に「これくらいの測定量では日本ではチェルノブイリのような事態にはならない」などと発言したり、「チェルノブイリでは実際にはそれほど被害がなかった」などと平気で伝え続けるのだろう。
しかし、重篤な大人の罹患例はなかった、などとする専門家の発言やマスコミの報道を、私は信じない。自分は、絶対にチェルノブイリを忘れない。

ここで吠えてもどうにもならないことは分かっている。それでも言う。
チェルノブイリを知っている人は、思い出して欲しい。忘れないで欲しい。
知らない人は、知ろうとする気持ちを持って欲しい。

それを忘れずにいることや知ることは、あなたやあなたの家族、友人を守ることにつながるだろう。

補足:チェルノブイリ原発事故の被害、公式発表一部
緊急作業にあたった50人が死亡(IAEA調べ)
がん死者9000人と予測(WHO)
将来予想を含む事故関連死者数4000人(国連試算)


巨大タンポポの映像を見つけた。広島/中国新聞のサイトより。
↓ ↓ ↓
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/nuclear_age/former_soviet/011216.html

追記(2011/06/01)
チェルノブイリではないが、旧ソ連による核実験が行われていた旧カザフ共和国のセミパラチンスク村でも奇形の胎児が発生している。その身体はセミパラチンスク医学アカデミーに保存されている。その地は今でも土壌汚染がひどいとのことだ。朝日ジャーナル6/5号より。

冷静と放射能汚染の間

(この記事は2011/3/25に書かれました)

そして今日も、放射能汚染の話題。放射能物質そのものも問題だが、そのニュースばかり
1日中浴びつつけること自体もよほど有害な気がしている今日この頃。しかし書かずにいられない、、、

2011年3月24日読売新聞に掲載されていた川柳が傑作だったので、そのまま引用。
「冷静に」こちらが言いたい – 国民

ナイス。クール。

例の東京都水道水問題。テレビのニュースである乳児の母親が「心配するなと言われても気になります」と話していたが、それが当然の反応だろう。そもそも摂取制限を出しておきながら「直ぐに健康に影響はないから心配するな」と呼びかけるのは、ロジックに矛盾がある。

さておき何故政府が摂取制限を出したかと言えば、チェルノブイリの再現をどうにか防ぐためだ。(それくらいの良心は残っているようだ・・・)

ここで繰り返す話でもないが、乳幼児や子供は甲状腺ホルモンが活発なため、大人よりはるかに放射性ヨウ素による被曝の影響を受けやすい。1986年のチェルノブイリ原発事故では、事故後4、5年後くらいから、隣接する地域で子供の甲状腺癌が報告され始めたとのことだ。そして2005年までに5000人ほどの子供の手術例が報告されているそうだ。(出典が正確でないのが恐縮だが、テレビのニュースでどこかの教授が言っていた)
統計には表れていないが、手術を受けられなかった子供も大勢いることだろう。
その子供達が現在どうしているか、どれほど病に苦しめられたか、現状日本のマスコミは積極的に伝えようとしない。

チェルノブイリ原発事故当時の話。放射能汚染の被害はロシアを超えヨ−ロッパの広範囲に渡った。その結果、イタリアは翌年の1987年に国民投票を経て原発廃止の決断を下した。

参考
http://romenavi.blog47.fc2.com/blog-entry-1465.html

近年はイタリアでも原発再開の計画が決定していたそうだが、福島原発の問題により1年凍結する方針となったことが22日発表された。

専門家は「日本ではチェルノブイリのような事態には絶対ならない。何故なら出荷制限や摂取制限を早い段階で行っているから」と語る傾向にあるようだ。しかし注意して欲しい。
チェルノブイリほどの被害に至らなかったとしても、「日本の一部で大気や水、土壌が放射能で汚染された」ということが、揺るぎない事実であることを。そして大気や海に漏れ出した放射性物質が、日本以外の世界に広がっていることを。だからこそ、海外のマスコミはことさら深刻な事態と受け止めているのである。

今回の問題を「深刻に受け止める」ことは、「パニックになること」とは違う。世の中の常識に照らし合わせれば、当然の反応である。それが日本の常識でないのは、日本国民の多くがこの問題に対するリテラシーが不足しているからであり、リテラシーが不足しているのは原子力エネルギーを推進する官民の情報操作によることが原因である。

「直ぐに健康に影響はない」ならば、通常存在するより何十倍もの放射性物質で汚染された世界で生きていけるのか。「問題がない」レベルであれば、放射性物質をまき散らすことが許されるのか。地球は日本だけのものではない。誰がその責任をとるのか。

例えそれで重大な病に至ったり、死に至ることがなかったとしても、あなたはその世界で生きていきたいと思うだろうか。

「冷静な」消費者として

 (この記事は2011/3/21に書かれました)

今日も続く放射能リテラシー。いい加減終わりにしたい・・・しかし書かずにいられない・・・

連日繰り返される、ヒステリックとも言える政府やマスコミ、識者からの「冷静に対応してほしい」発言。あまり繰り返すと、そこまでヒステリックに言わざるを得ない事態なんだな、大丈夫か、と逆に猜疑心を助長させるんじゃないの・・・、と心配してやりたくなる。

さておき、3月21日付け読売新聞よりほうれん草・牛乳からの放射性物質検出関連記事から、キーとなるパートをピックアップ。発表を受けて、茨城県は農協などに対し露地栽培のほうれん草の出荷自粛要請をしている。また、関東甲信越地方の大手スーパーチェーンの一部で商品を一部撤去する動きが出ている。さて気になったのが以下の箇所。

一方、入荷済みだった同県産ホウレンソウを20日現在も使用している大手ファミリーレストランもある。担当者は「国が、直ぐに影響を与えるものではなく安全だと言っているので使っている」とするが、客には知らせていないという。その上で、「撤去なんて、風評被害を広げるだけで、とんでもない。国がもっと安全性をアピールするべきだ」と話した。

「影響を与えるものではない」と判断して使っているのであれば、堂々と消費者に知らせたらどうだろう。またこの担当者は消費者から苦情が来たら、「国が安全だと言ったので」で通すつもりなんだろうか?



現在世の中で「風評被害を防げ」という声が高まっている。(ある意味ヒステリックなほど)しかし風評被害という意味をはき違えている人々もいるのではないだろうか。風評被害というのは、実際には問題のない対象が、デマや誤った情報により問題があるかのように捉えられてしまい、そこから派生する被害である。実際に放射能物質の規制値を超えている(またはその疑いがある)のであれば、出荷規制や商品撤去を行う方が常識的な判断と言える。そうでなければ何のための規制値なのか。

被害に合われた農家や酪農家の方々の不安や怒りは察する。くやしくてたまらないだろう。だからこそ、政府や専門家は声高に「直ぐに健康への影響はない」「冷静に対応して」とヒステリックに叫ぶだけでなく、生産者への補償と合わせて、徹底したモニタリングとオープンな情報開示を継続して行っていくべきだ。事態の過小評価・矮小化などもってのほかで、マイナスにしかならない。消費者がきちんと安心・納得した上で商品を購入できる方向へと導いていくことが、最終的に生産者を守ることにつながる。これは原子力エネルギーを推進し続け、また今回の事故災害を引き起こした政府と東京電力の責任である。

同新聞社説においても「摂取して直ぐに健康に影響するほどの量ではない。(略)冷静に対応しよう」と呪文のように同じ表現が繰り返されているが、これを書いた記者は規制値の27倍の放射性物質が検出されたホウレンソウを食べる事はないだろう。「冷静な」消費者として、多くの類似の発言はそういった責任をろくに引き受けもせずにされていることを、よく覚えておこう。そして以下の記述も気になった。



今回は国際機関が提案した指針を暫定的に採用したが、日本人の食生活の実体に適しているかどうかを検討し、過剰な規制も防ぎたい。

「日本人の食生活の実体に適している」規制値とは、何を基準に考えているのだろう。まさか、原発立国の日本においては、多少放射能漏れがあっても仕方ないから基準を緩めた方がいいんじゃないか、なんて言わないでしょうね・・・

最後に、同じ新聞でこういう記述が。
Q 暫定規制値にはどういう意味がある?

A 笠井篤・元日本原子力研究所研究室室長によると、放射性物質を含む牛乳や乳製品を1日1リットル、水を1日2リットル、葉もの野菜を一日100グラムなどについて、それぞれすべてを1年間毎日摂取し続けた時に、発がんなど健康に害が出る放射線量を測定したものだ。仮に1回、規制値の100倍程度の放射性物質を誤って摂取してしまったとしても、身体的な影響は表れるものではない。だからと言って、規制値を超えるものを食べて良いというわけではない。

個人的には、最後のひと言がこの世の常識に近いものだと考えている。


補足資料:各地で観測された放射性物質(3月21日付け読売新聞より)

消費者としてのリテラシー ・風評被害とは

(この記事は2011/3/20に書かれました)

みんな知っていることなので前置きはさておき、茨城県産のホウレンソウ、福島県産の原乳から規制値を超す放射性物質が検出された件。茨城、福島の農家及び酪農家の方々の不安や苦悩はお察しする。それを踏まえた上で、極力冷静かつ客観的に状況を把握すべく、例によってメディアリテラシー。元ネタは3月20日付け読売新聞。(いい加減終わりにしたいが書かずにいられない・・・)

「継続摂取しなければ問題ない」「ただちに健康へ影響を及ぼす範囲ではない」
医学分野を専門とする識者は、概ねこのような見解を示している。
以下、長瀧重信・長崎大学名誉教授(放射線影響学)のコメント。

暫定帰規制値は、少しでも超えて摂取したら必ず健康上問題が発生するというものではない。今回のレベルなら、たとえ地震発生後から毎日摂取していたとしても、大人ならほぼ問題ない。大人より影響を受けやすい子供であっても、甲状腺がんなどの危険は限りなく低い。データを注視する必要はあるが、過度に神経質になる必要はない。

同新聞内にて、「放射線の健康影響に詳しい鈴木元・国際医療福祉大学教授」もこれに追従する立場のコメントを寄せている。

この人達はあくまで自らの専門分野の立場から知りえる限りのことを話しているだけであり、問題を矮小化しようとする意図はないととらえることもできる。しかし、消費者心理というものを全く考慮していない。
いくら「大量に摂取し続けなければ問題ない」と訴えたところで規制値を超えた放射性物質が検出された事実は変わらないし、消費者は市場に出回っている生産物から何を選択するか判断する権利がある。今回の放射能問題を、農薬に置き換えてみて欲しい。「大量に摂取し続けなければ問題ない」量だからといって、規制値をはるかに超えた農薬が含まれる農産物を、あなたは積極的に購入したいと思うだろうか。つまり、例え上記の医学的根拠が信頼できるものだったとしても、市場原理にそのまま反映することは不可能なのだ。もっと平たく言えば、あのような説明では説得力が不足している、と言える。

この問題を全く別の立場から論じるとこうなる。以下、亀井利明・日本リスクマネジメント学会長の談話。

暫定規制値を超えたのであれば、出荷規制などは当然の対応。今後、生産者への補償などの問題が生じるだろうが、東京電力だけでなく、政府がリーダーシップを発揮し、対策を早期に打ち出す必要がある。風評被害が起きないよう、政府には分かりやすい情報開示と説明が求められる。

個人的には上記の見解の方が「現実的」であると感じるが、あなたはどう捉えるだろうか。なお生産者さんへの補償は当然必須、であろう。あと「分かりやすい情報開示」は「徹底した」に置き換えたい。消費者はこの問題に関して政府の動きをよりシビアに監視していくべきだろう。

補足:忘れないように記録。
今回検出された放射性物質の数値は、国内基準だけでなく、世界保健機関(WHO)と食料農業機関(FAO)の下部組織が策定した国際指標も上回っている。(3月20日付け読売新聞)



追記(2011/04/10)
冒頭の長瀧重信・長崎大学名誉教授、現在のコメント。
(暫定基準値は)基準を守ることで、将来的な発がんを極めて少なくすることができる」

「避難区域を決める際には、土壌汚染の程度などから、将来予測される被曝量とその健康への影響について明らかにし、住み慣れた土地で暮らすうえで、どのぐらいの影響なら許容できるか住民とよく話し合って決めることが重要だ。放射線の影響を受けやすい妊婦や子供にはより厳しい基準を設けることも必要になる」

最初のコメントと比べてみると明らかに論調が変わってますね。
事故の深刻さと長期化からして、「過度に神経質になる必要はない」などと悠長なことを
言ってられなくなったか?今さら遅過ぎる。