2011年8月9日火曜日

放射能備忘録(2011年5月)

放射性廃棄物の処理は(2011/05/30)
放射性廃棄物は自治体が勝手に処理できないと法律で定められている。
なので国が責任を持って処理に対応しなければならないはず、なのである。本来ならば。
科学者の日記110530 政府も少しはなにかやってください

茨城県鹿嶋市 学校給食に県内産使用せず(2011/05/28)
茨城県鹿嶋市教育委員会が学校給食に県内産食材の使用を見送っていることが分かった。保護者からの要望を受けたもので、当然の措置。御用新聞はお決まりの「風評被害を助長する」とするJAや農業関係者の声を載せているが、それはいいがかり。

宮城-千葉県沖の海底の土からセシウム(2011/05/28)
文部科学省の調査で、宮城県から千葉県沖にかけて南北300キロの広い範囲で、海底の土砂から通常の値を上回る放射性セシウムが検出。これらの海域では通常土1kgあたり1ベクレル程度だが、1.9〜320ベクレルが検出された。最高濃度は福島第一原発の沖合30キロ地点。80キロ離れた宮城県気仙沼沖で110ベクレル、120キロ離れた茨城県東海村沖で50ベクレル。千葉県銚子市で1.9ベクレル。

福島県伊達市のウメ 規制値超えるセシウム(2011/05/28)
福島県伊達市で5/26に採取されたウメから1kgあたり580ベクレルの放射性セシウム検出。市場には出回っていない。(ウメは放射性セシウムを吸収しやすいものらしい)

例えばこんな人が「御用」(2011/05/27)
自分が今さらここに書くまでもないんだろうけどね、これは自分用メモでもあるから。
長崎大学教授・山下俊一。近畿大学教授・杉浦紳之。
東京大学付属病院放射線科准教授・中川恵一。
以下、てっとり早いリスト。
http://www47.atwiki.jp/goyo-gakusha/pages/13.html

30キロ圏外の浪江町津島で耳なし子うさぎ・・・?!(2011/05/27)
以下、オリジナル記事のさらにリンク記事ですが。原発事故後、福島県浪江町で耳のないうさぎ
が生まれたと、、、郡山市では、放射能の影響なのか定かではないものの、チューリップに
異変が。あぁ、神よ。
http://noguchihiromi.blogspot.com/2011/05/blog-post_5207.html

福島の土壌汚染、チェルノブイリ級か(2011/05/27)
「一部で」という但し書きはつくものの、疑いようのない事実となってしまったようだ・・・
日経「福島の土壌汚染、一部チェルノブイリ並み 原子力委で報告」より抜粋。(記事削除されてました 2011/08/09)
「原発に近い同県の飯舘村や浪江町の一部を含めた計約600平方キロメートルの地域で、汚染濃度が1平方メートルあたり148万ベクレルを超えた。これはチェルノブイリ原発の周辺地域で強制移住の基準となった放射性レベルだという」

スイス脱原発へ(2011/05/26)
スイス政府は25日、国内に5其ある原子力発電所の稼働を2034年までに全面停止し、「脱原発」を図ると発表した。2、3日前にもドイツのメルケル首相が脱原発宣言をしましたね。インドでも見直しの動きが活発になっている様子。

中川恵一・東京大学付属病院放射線科准教授の発言(2011/05/26)
2011/05/26読売新聞より。「ヒトの細胞には放射線で傷を受けたDNAを修復する機能があり、長期間に受ける線量が100〜150ミリシーベルト以下なら、ほとんどが修復される」この「長期間」ってどれくらいのことを指してるの?年間1ミリシーベルト以下って法律で決まっている値で、その100倍ですけど。あ、この人有名な「御用」学者だったんですね。なるほど。

IAEAとWHOの協定(2011/05/25)
今さら知ったが、1959年に結ばれた協定により、WHOはIAEA(国際原子力機関)の許可なしには調査書を発表できないとのことである。IAEAはチェルノブイリの死者数を約4千人と発表しているが、実際の被害者数はこれよりはるかに多い(100万人)とする見方もある。

千葉・群馬の生茶葉から放射性セシウム検出(2011/05/25)
千葉県では野田、成田、富里、山武の4市で763〜622ベクレル、群馬県渋川市で780ベクレル。

伊豆市産・茶の生葉、379ベクレル(2011/05/25)
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110520/CK2011052002000159.html
静岡県は19日、茶葉に含まれる放射性物質を測定する定期調査で、伊豆市産の茶の生葉から1キロ当たり379ベクレルの放射性セシウムを検出した、と発表した。県内で最大の検出量だが、国の暫定規制値500ベクレルを下回っており、調査を担当した県危機管理部は「健康への影響を心配するレベルではない」としている。

「規制値を下回っているから安全」こんな印籠を振りかざされて放射能に汚染された食品を買わされてはたまらない。静岡県川勝平太知事発言。「がぶ飲みしたいくらい。静岡のお茶は安全です」この人達は、生産者を守ることだけしか考えていないわけで、消費者の健康なんかどうでもいいわけだ。

「風評」じゃないだろ(2011/05/23)
荒茶の放射線量検査を拒否している神奈川県黒岩知事の発言。読売新聞より。
「荒茶の規制基準が、風評被害を拡大しているので、厚労省にははっきりと主張したい」
だ・か・ら。実際に茶葉からセシウムが検出されているんだから、風評じゃなくて実害
だろうが!!!その脳みその空っぽさかげんに力が抜ける、、、


茶葉の検査拒否問題(2011/05/22)
厚生労働省が1都13県に対し茶葉の放射線量検査を要請したところ、「静岡 神奈川 埼玉 栃木」の4県が拒否している。生茶と荒茶では検出量が大幅に変わるからだとかなんだとか、そんなことはどうでもいい。セシウムが検出されたこと自体が問題なのである。薄めれば(飲料として飲む時には)基準値以内になるからって、汚染された茶を飲まされてはたまらん。生産者よ、誠実であれ。

生活習慣と放射能汚染の根本的な違い(2011/05/22)
よく多くの学者や医者がガンにかかる確立について「(低線量放射能の被曝より)喫煙によるリスクの方が高い」と発言する。これはナンセンスな論理のすり替え。喫煙や食習慣は大人が自分の責任で管理できるもの。被曝はどうかと言えば、自らの選択の余地もなく勝手に汚染物質がまき散らされているわけで、「明日から被曝やめます」というわけにいかない。

被曝限度の基準は誰が決める(2011/05/21)
以下、http://takedanet.com/2011/05/post_688a.htmlより。
放射線医療の学者が、1年に20ミリで大丈夫だと言っているのは、学者が自由に発言していること
であって、教育に適応するようなものではありません。

いわき産ムール貝、ワカメからセシウム(2011/05/21)
5/19発表。いわき市産ムール貝から放射性セシウム650ベクレル、ワカメから1200ベクレル検出。

宮城の牧草からセシウム(2011/05/21)
5/18発表。宮城県丸森町の牧草から1kgあたり1530ベクレル、同県大崎市で同350ベクレルの放射性セシウムが検出された。

横浜市の学校給食(2011/05/20)
以下、http://takedanet.com/2011/05/post_268d.htmlより抜粋。
横浜市の学校の給食に、「福島産のキャベツ,もやし,きゅうり,アスパラガス,牛肉」が使われているという。

なんということだ。

福島の農業を助けるのは良いことだが、だからといって子供達に「汚染された野菜」を食べさせるのはとても可哀想だ。農業を助ける他の方法を採るべきだ。
給食の担当者は「安全だ」と言うだろうが、それは「基準値以下」ということである。もしスーパーに「福島産」と「秋田産」が並んでいて、「福島産」のホウレンソウを買う母親がいるだろうか?大人は自分の食べるものを選ぶことができるが、子供はできない。給食の人は本当に母親になって子供を守って欲しい.

さらに同ページより。
チェルノブイリ原発事故の時、ドイツではセシウム137を筋肉に含む牛肉は食用にならない上、焼却しても半減期が30年ということで全て処分した。さらに遙か離れたスイスでは、(ドイツと違って)牛や羊に前年の干し草を食べさせ、また羊の群れを汚染されていない西部のフリブール州に移動させた。日本では、福島原発に近いウシを全国(24都道府県)に移動させた。ドイツとスイスの処置は1年1ミリを守ったもので、日本では「被曝ぐらい我慢しろ」ということである。


汚泥から高濃度放射性物質(2011/05/09)
福島市、堀河町終末処理場の汚泥から、1kgあたり44万6000ベクレルの放射性セシウムが検出された。汚泥は敷地内のコンテナに保管されている。

作家、丸山健二氏の言葉(2011/05/09)
何日か前の新聞より、地震・原発事故関連のニュースに絡めて。
これは第二の敗戦。日本人は精神主義で、現実を直視できない。情緒に流されず、合理的に物を見るようにならなければ、何度でも同じ悲劇を繰り返すだろう。

チェルノブイリ原発事故の被害、公式発表一部(2011/05/08)
緊急作業にあたった50人が死亡(IAEA調べ)
がん死者9000人と予測(WHO)
将来予想を含む事故関連死者数4000人(国連試算)
国内の「御用」学者の人々は、さかんにチェルノブイリ原発事故によって大人が癌になったとする報告はない、だとか、重篤な症例は報告されていない、などと言い続けている。

原子力事故レベル6の条件(2011/05/08)
原子力安全委員会によると、2011年3月12日から24日に放出されたヨウ素131の総量は単純計算で約3万テラベクレル。これは数千〜数万テラベクレルを規程している原子力事故レベル6の条件に当てはまる。(2011年4月10日付け読売新聞より)

チェルノブイリ後のヨ−ロッパにおけるセシウム降下量(2011/05/08)
チェルノブイリ事故後ヨ−ロッパ各国の放射性セシウム検出量国土平均値。出典:2011/04/06付け読売新聞。
オーストリア 18,700ベクレル
フィンランド 12,200ベクレル
ドイツ 2800ベクレル

福島県内土壌から最高値のセシウム検出(2011/05/08)
6日に採取した福島県波江町内の土壌から1kgあたり放射性セシウム137が43万ベクレル検出。これまで原発周辺土壌から検出された値としては最高値となる。また波江町赤宇木(原発から31キロ地点)での3/23以降の積算放射線量は2万6220シーベルトに達した。それにしてもこの積算量の計測はどういう意図があるか知らないが一番飛散量が多かった時期、つまり3/23日以前は含まれていないので、それを考慮すると実際はもっと高い値になるはず。

節電キャンペーンの真実(2011/05/07)
2003年の夏、東京電力の原発が全て停止されたにも関らず停電は起きなかったという事実があった。http://www.freeml.com/bl/7083189/79322/

(自分も上記の出来事をすっかり忘れていたが)日本人の多くは、プロパガンダによって「 1.思考停止に陥り 2. 一気に流され 3. 一気に忘れる」を繰り返す。日本人がこの思考・行動パターンを180度変えないかぎり、同じ過ちと悲劇を繰り返すだろう。頼む、みんな目を覚ましてくれ!

巨大な技術の未来(2011/05/07)
「私たちは次々と開発される巨大技術に対して、人間の頭脳の限界との関係を調整できず、それを「犠牲者」という形でつじつまを合わせているのだ」中部大学・武田邦彦氏のブログより。http://takedanet.com/2011/05/post_86ce.html

土壌汚染の規模(2011/05/07)
先月公表のデータだが、福島県飯館村の水田で、1kg当たり最大2万8901ベクレルを検出。(現状の基準値は土壌1kgあたり5000ベクレルまで)



海底土砂から1000倍セシウム検出(2011/05/04)
3日東京電力の発表によると、福島第一原発から15〜20キロ離れた沿岸部の海底の土砂から高濃度の放射性セシウムとヨウ素が検出されたとのこと。土砂の採取は4/29。南相馬市小高区沖で、土砂1キロあたり最大セシウム137が1400ベクレル、セシウム134が1300ベクレル。いずれも通常の1000倍の値。

原発賠償 国民にも負担(2011/05/04)
電気料金値上げを政府・民主党が容認する姿勢。「原発による恩恵を受けていた利用者に広く薄く負担してもらうことで長期間に及ぶ賠償金の支払いに対応したい考え」・・・何か書こうとすれば卑俗語しか出てこないのでやめておくが、ひと言だけ言わせてくれ。原子力によるエネルギーを利用したいと頼んだ覚えは一度もない。

埼玉と栃木で牧草から規制値上回る放射性物質を検出(2011/05/03)
* 埼玉県熊谷市 放射性セシウム1kgあたり420ベクレル、ヨウ素90ベクレル
* 埼玉県東秩父村 放射性セシウム1kgあたり340ベクレル
* 栃木県足利市 放射性セシウム1kgあたり650ベクレル、ヨウ素90ベクレル
* 栃木県那須町 放射性セシウム910ベクレル。

米の作付け制限の基準(2011/05/03)
国は現状、放射性セシウム134及び137の濃度が土壌1kgあたり5000ベクレルを超える福島県内の一部の水田で作付けを制限している。

福島県で下水汚泥から放射性物質が検出(2011/05/03)
福島県郡山市の浄化センターで処理された下水汚泥と汚泥を焼却して乾燥させた溶融スラグから高濃度の放射性物質が検出されたとのこと。(1日発表)4月28日の測定で汚泥は放射性セシウムが1kgあたり6400ベクレル、スラグからは33万4000ベクレルが検出。これは事故前のスラグの1300倍以上の濃度。汚泥の一部は再利用目的で県外のセメント会社に搬送済みとなっており、県は追跡調査を行う。現状放射性物質を含む汚泥の取り扱いには国の基準がない。福島県はこの処理方法等の方針を定めるよう、国に要請した。

福島県内7ヶ所の牧草 放射性物質濃度規制値超す(2011/05/01)
福島県の発表によると、県内7ヶ所で放射性物質の濃度を測定した結果、7ヶ所すべてで放射性セシウムについて乳牛と肉牛における規制値を上回っていた。同ヨウ素は2ヶ所で乳牛の規制値を上回った(肉牛は同ヨウ素について規制値なし)。最も濃度が高かったのは相馬市で、ヨウ素1kgあたり170ベクレル、セシウムが同9200ベクレルだった。県は3月19日に原発事故後に収穫した牧草の使用自粛を求めており、同日以降、県内の牧草は使用されていないとしている。福島県により30日発表。2011年5月1日付け読売新聞より。






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