2011年8月14日日曜日

放射能リテラシーの重要性

(この記事は2011/3/17に書かれました)

、、、仕事が手につかん、、、
そして今日も、地震に揺れつつ原発ネタ。

今日本中で多くの人が、放射能汚染の実体について知りたいと思っているだろう。もちろん自分は放射能の専門家ではないので「これこれこうなんだよ」なんてことは言えない。しかし、花粉症対策と同じようにしていれば問題ない、などという「専門家」の無責任な発言に惑わされないようにしてくれ、と書くことくらいはできる。無責任なのか隠蔽体質なのかは不明だが、スギ花粉と原爆の原料である放射性物質を同系列に語るその神経に空恐ろしさを覚える。

 「190ミリシーベルトはニューヨークー東京間を飛行機で往復したときに浴びる量と同程度」などという、いかにも日常生活に近い例えを持ち出して安心させようとするような態度にも、惑わされないで欲しい。例えそれが科学的に裏付けされた事実(に近いもの)であったとしても、通常の大気中では確認されないような多くの放射能が検出された、という事実が変わるわけではない。これらの表現には、日常生活に密着した例えを出して問題を過小評価、もしくはすり替えようとする姿勢が垣間見える。そもそも何故そのような事態になってなっているのかを考えさせないようにしている、ともとれる。東京電力も政府も、日本国民に放射能汚染の実体や危険性など知って欲しくないのだ。それでも、私たちはあらゆる手段を使って事実に近いと判断できる情報を集め、分析し、判断することができる。ちゃんと脳みそを使えば。それがリテラシーの本質だ。

ちなみにさっき「とりあえずマスクしてみました」なんて書いてるブログを見つけてゲンナリした。ニワトリじゃないんだから、少しは頭を使え。
(本来、こういう乱暴な表現はしたくないが、今さら気を使っていられない。今日本が沈没するか否かの瀬戸際だと、自分本気で思ってるから)

原発や放射能については、もう少しばかりは自分の知っている範囲のことくらい書きたいが、もう寝たいのでまた別途。