2011年8月13日土曜日

関東及び静岡の茶葉放射能線量データ

なんとも哀しい世の中になったもんだ。「このお茶セシウム入ってないよね」などと気にしながら日本茶を飲むなんて。いや、当分飲まないけどね。

静岡県知事が最初からいさぎよく検査を受ける意向を示していれば、消費者の反感を買うこともなかっただろうに。言いたいことはいろいろあるが、寝れなくなるので取り急ぎデータの記録だけでも。以下は6/3付けの読売新聞より、関東地方の茶葉セシウム検出量。・・・結構な値です・・・






そして渦中の静岡は。生茶のセシウム検出量が大体100ベクレルちょいくらい。荒茶にすると約5倍になって500ベクレルに達するから、知事はやっきになって検査しないとゴネていたわけだ。二番茶以降は独自に検査を実施することにしたが、「一番茶の荒茶はすでにブレンドして製品化され、検査が難しい」と。つまり一番茶出荷まではどうにか逃げ切ってやろうという目論みだった。なんてひと。。。

以下静岡県ホームページにて独自検査のデータを見ることができるが、いつまで見れるのか
分からないので採取した画像データを貼っておく。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-340/cha-housyanoukekka_h23.html



(2011年6月3日閲覧データ)

いくら飲料にすれば薄まるからって。「これ一杯で何ベクレルなんだろう」と考えながら飲むお茶が、美味しいだろうか。数千ベクレルの放射性物質を含む食品が市場に出回ることが、倫理的に許されるか。利権を守ることだけ考えてると、この程度のことも見えなくなるんだろうか。

川勝平太知事のやったことは、消費者はもちろん、本来誠実なはずの静岡県の生産者(もいるよね?)を、守るどころか踏みにじる結果になっただけである。

追記(2011/06/04)
飲料メーカー伊藤園の広報によれば。
「現在、出荷されている茶飲料の原料は去年収穫されたもので、新茶を原料にした製品が出回るのは、2、3ヶ月後」だそうだ。この問題についてはどうもぼやけた説明の伊藤園だが、「香りひろがるお茶」40袋入りという商品の茶葉原料はオーストラリア産だ!!もうこれでいこう。この先、日本茶はずっとこれでいい。オーストラリア茶か。どっちでもいいよ。セシウム入ってなければ。