2011年8月13日土曜日

放射能備忘録(2011年8月)

福島原発事故と広島原爆のセシウム放出量 (2011/08/27)
福島放出セシウムは広島原爆の168倍相当。経済産業原子力安全・保安院26日発表、朝日新聞より。

島根で福島牛購入農家の堆肥からセシウム (2011/08/21)
福島県内の牛を5,6月に購入した島根県の農家のうち2戸の堆肥から放射性セシウム検出。今月11日には買い取られた牛77頭のうち64頭は汚染わらを与えられていなかったとして県に出荷を認める通知をしている。

新潟県の牛ふん堆肥からセシウム (2011/08/14)
 新潟県は13日、放射性セシウムに汚染された宮城県産の稲わらを牛に与えていた可能性がある農場9ヶ所で作られた牛ふんの堆肥から、基準値を超えるセシウムが検出されたことを発表。国の基準値は現在のところ1キロあたり400ベクレル。最も高い値は3760ベクレルだた。県は名農場に牛のふんや尿、堆肥を移動させないよう求めた。同日朝日新聞より。

陸前高田の薪(2011/08/13)
薪の表皮から1キロあたり1130ベクレルの放射性セシウム検出、京都市は送り火での使用中止を発表。これに対し、山崎秀雄・近畿大学教授は「薪全体の濃度は相当低いはずで、燃やして二次汚染が問題になる量ではない」内海博司・京都大学名誉教授(放射線生物学)は検出された放射性物質の量なら健康には影響しない」「送り火の意味を踏まえ、検出されたが実行すると言って欲しかった」と述べた。同日朝日新聞より。That's totally crazy....「微量かどうかが問題ではなく、とにかく検出されないことが前提だった」とした京都市長の判断の方が、よほど常識にそったものといえる。相変わらず「風評被害を助長する」との声もあるが、根拠のないうわさは風評と言えるが、一定の根拠がある場合は風評とは呼ばない。

郡山の水田 セシウム深さ15cmまで浸透 (2011/08/13)
東京大学と福島県農業総合センターの研究によると、福島県郡山市の水田で、放射性セシウムの88%が深さ3センチまで、96%は5センチまでに留まっていたが、深さ15センチでもごく微量が検出された。5月下旬調査。また、セシウムが溶けた水がふかいところに移動する速度は水の千分の1程度と考えられていたが、実際には10分の1程度と、予想を上回っていた。同日朝日新聞より。